ディカプリオ休業前最後のアカデミー賞、悲願のオスカーの女神は微笑むか

その名声、演技、出演作品どれをとっても超一流と誰もが認めるディカプリオですが、何故かオスカー受賞には至らず『無冠の帝王』の名を欲しいままにしています。長期休養宣言もあった今、大ヒット映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」をぶらさげてのオスカー獲得はなるのでしょうか。

ディカプリオがなかなかアカデミー賞にノミネートされないのはハリウッドの不思議の一つ。

ここ最近でも『ディパーテッド』(2006年)、『J・エドガー』(2011年)と、いずれも演技力は評価されながらもノミネートすらされない状況が続いていました。

「第86回アカデミー賞授賞式」は、日本時間3月3日(月)午前9:00~。

主人公のふたりの演技がよかったからあれだけの話題になったのですが、それでも俳優の演技は、映画の装置の一部になってしまったから、彼らはアカデミー賞に選ばれなかったのだと言われているようです。また、若くて人気が優先するスターより、ハリウッドに功績のある実力者にこそあげるべきという意識が強いようです。

作品を選び、類まれな才能と演技力を持ちながらアカデミー賞を取れない。

アカデミー協会は西海岸での縄張り意識が強く<ニューヨーク派>といわれる所謂作家性の強い芸術家肌の監督達を冷遇しており、マーティン・スコセッシ(ニューヨーク派)を敬愛するディカプリオは嫌がらせで敬遠されているとも噂されています。</p...