『超高速!参勤交代』 佐々木蔵之介主演の時代劇コメディー 奇想天外な作戦でピンチを切り抜ける

幕府の悪徳老中から無理難題を押しつけられた弱小藩が、殿様以下みんなで大奮闘する様子を描いた時代劇コメディーが、この『超高速!参勤交代』だ。『のぼうの城』などのオリジナル脚本を輩出してきた城戸賞で、2011年に初の審査員オール満点の高評価を得た土橋章宏による同名脚本が原作。

佐々木蔵之介が、江戸幕府から無理難題を突き付けられた弱小藩の藩主に扮する時代劇コメディ。第8代将軍・徳川吉宗が天下を治める時代。磐城国のわずか1万5000石の弱小藩である湯長谷(ゆながや)藩は、湯長谷の金山を狙う幕府の老中・松平信祝から、通常なら8日間を要するところを、わずか4日間で参勤交代せよと命じられる。湯長谷藩主の内藤政醇は、知恵者の家老・相馬兼嗣とともに4日間での参勤交代を可能にする奇想天外な作戦を練り、実行に移すが、松平もそれを阻止せんと刺客を放っていた。「ゲゲゲの鬼太郎」「鴨川ホルモー」の本木克英監督がメガホンをとった。。

物語は、わずか1万5千石の弱小藩である湯長谷藩が、参勤交代から戻ってくるシーンから幕を開ける。久しぶりの故郷に表情も華やぐ藩主の内藤政醇(佐々木蔵之介)は、行列を飛び出すと、野良仕事をしている百姓のところに駆け寄り「今年もうまい漬け物を食わせてくれ」と声をかけるなど、領民との関係も良好だ。。

だが、城に戻ってひと息ついたのもつかの間、幕府の腹黒い老中(陣内孝則)から命じられた知らせは、通常8日はかかる江戸に「5日以内...