園子温が新人女優・俳優を多く起用する理由がかっこよすぎる…

鬼才として有名な園子温監督。彼が新人を多く起用するのは単に新人女優・俳優が魅力的だったからではなかった。

自主映画出身の映画監督である。

愛のむきだし』『ヒミズ』『冷たい熱帯魚』など、立て続けに観る者の心を奪うような問題作を発表し、日本の映画界で異彩を放っている。

上映時間約4時間という園子温(その・しおん)監督の話題作『愛のむきだし』の中で、男嫌いなヒロイン・ヨーコを演じた彼女は、ギラギラとした野性的な魅力を放っている。

当時ほとんど無名ながら「もはや狂気とも呼べる領域に達した満島の芝居に全てが圧倒された」と園監督に言わしめた演技が高く評価され、作品の話題性と相まって知名度が急上昇。

園監督は、映画「紀子の食卓」で新人だった吉高を起用した。

園監督は、「遅刻しましてすいません、ペロって、ベロ出して、明らかにオーラもないし、馬鹿だし、これはあかんなと…」と当時の吉高と周囲の反応について振り返った。。

吉高に対する周囲の目とは異なり、園監督は「見た途端になんか感じた」と、自己の「目利き」について解説。。

園子温監督の『ヒミズ』は彼女の出世作となった作品だと思い...