「スーパーマリオ64」でアルツハイマーを治す日が来るかもしれない

マックス・プランク研究所とシャリテ大学の研究員らは10月30日、ビデオゲームをプレイすることで脳が大きくなり、さまざまな良い効果が得られるとの論文をまとめた。

マックス・プランク研究所とシャリテ大学の研究員らは10月30日、ビデオゲームをプレイすることで脳が大きくなり、さまざまな良い効果が得られるとの論文をまとめた。。

毎日30分2カ月にわたって「スーパーマリオ64」をプレイした成人グループと、全くゲームをしなかったグループにおいて、脳にどのような影響があるかを調べた。。

ビデオゲームをプレイした被験者において、空間進行、記憶の形成、戦略の計画、そして手の運動技能を司る、脳の右海馬※1、右前頭前野皮質※2、小脳※3が存在する部分で、神経細胞の細胞体が増大していることが判明した。また、ゲームをやりたがる人ほど、より増大することも分かった。。

PTSDアルツハイマー型痴呆症など、脳が萎縮する病気の患者にとって、理論的にはゲームが好適なものと言えるとしている。。

この結果から研究員らは、通常の治療よりもゲームのプレイは多くの患者にとって受け入れやすいものでもあり、PTSDアルツハイマー型痴呆症など、脳が萎縮する病気の患者にとって、理論的にはゲームが好適なものと言えるとしている...